「いや……出てもいいにはいいんだけど、、、3年の先輩のうち何人かは横暴な人もいるらしいし。
里香ちゃんが強いのはまぁ、千歩ちゃん救出の時に見たから分かるけどそれでも女の子だし……うーん。
総長、そこの所どう思う?」
これまた悩んだ顔をしている時友とは反対に、お菓子を貪っている十勝がこちらを見る。あ、少し真面目な表情。
『いや、ただの興味本位だったし……。そこまで心配かけるなら出ないよ?』
と、言おうと思った時。
「女だから危ないなら、男装して出ればいいんじゃないか?あくまでも紫陽か出たいならって話だ。」
「正気!?男相手だからって過激になる人もいるんじゃないの!?俺たちならまだしも、、、。」
「お前はオカンか。律、落ち着け。あくまでもそういう手段もあるって話だ。出たいか出たくないかなんて本人に任せればいいだろう。」
凄い、、、面白そうだねって話をしただけでここまで話が広がるとは……。
少し考える。出てはみたい。私、多分頑張れば優勝出来るし。でもそんなの披露したら「いやお前何者?」ってなるし。
出てみたいなー。うーん。と思っていた所で男装…。いやでもアイテムないしなー。諦めよう。
『ありがとう、時友。十勝。参加してみたらなんか楽しそうだとは思ったけどそれだけだし。
時友、凄い心配してくれてありがとうね。』
くすくすと笑えば、時友が少し頬を染めた。理知的な綺麗な顔が照れくさそうになる表情はなかなか可愛らしい。


