「あー、説明な。

取り敢えず選抜は早いやつな。これはこっちで決めてあるから。

男子1人女子1人な。あー、色は紅白あって、AとB、CとDクラスが同じだ。色は赤な。」

「龍くん達と同じだね。」

コソッと千歩がこちらを見て笑う。

『そうね。』

微笑み返した。波乱の予感しかしない。


「えー、と?あー。騎馬戦が男子で竹取物語が女子な。
クラス対抗リレーは後で走る順番決めっから。

あ!!そうそう、喧嘩!!これは不良クラスであるAとCがメインな。その中で女子と出たくないやつ以外はまぁ、出場決定。

女子も出たいやつは出ていいぜ。相手に重症をおわせたらダメ。まぁ、簡単に言えば一種のアクションバトル?なんつーの?選抜に次ぐ花形競技だ!盛り上がるからな!

先輩後輩関係なく入り乱れるからなー。結構楽しいらしいぜ。

喧嘩抜いて1人3〜4競技出場な。まぁ言うても長縄か障害物、借り物、くらいだよなあと1競技は。そんじゃー、適当に決めようぜ。」


淡々と話が進められていくこの状況。


何をやるか、一緒のをやろう、と話が勧められていく。


「あー、うん。もうこれで決まりだからやっぱ言うわ。選抜はうちのクラス永富と紫陽な!よろしく頼むな!」


なん……だと…