――――思い出せ
「大人しくなったか。ようやく、自分の立場を理解したようだな」
"そこ"にいるのは、誰?
わたしの心をオモチャみたいにして
めちゃくちゃにかき乱してくるのは、誰?
【命が尽きるまで――俺だけの餌だ】
「いい子だ。ことが終われば、悪い記憶は消してやろう」
…………思い、出した。
「そしてまた、よみがえらせてやる。次の"食事"のときにでも――」
「黒羽根聖狼」
わたしのカラダを
心を、
貪り食らおうてしているのは
銀白色の髪に
冷たい手をして
牙を生やし
耳を尖らせ
背中に大きな漆黒の翼を持った
「――……悪魔」


