【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


――――思い出せ


「大人しくなったか。ようやく、自分の立場を理解したようだな」


"そこ"にいるのは、誰?


わたしの心をオモチャみたいにして


めちゃくちゃにかき乱してくるのは、誰?



【命が尽きるまで――俺だけの餌だ】



「いい子だ。ことが終われば、悪い記憶は消してやろう」


…………思い、出した。


「そしてまた、よみがえらせてやる。次の"食事"のときにでも――」

「黒羽根聖狼」


わたしのカラダを

心を、

貪り食らおうてしているのは


銀白色の髪に


冷たい手をして


牙を生やし


耳を尖らせ


背中に大きな漆黒の翼を持った



「――……悪魔」