【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。



なんでだろう。


目の前にいるのは、大好きなひとなのに


「俺に。お前の身も心もくれよ」


――――これ以上しちゃ、ダメ



ドン、


「……刹那?」


タスクの胸を、力いっぱに押した。


「なにするんだよ」

「こういうのは。もっと仲を深めてからに……しよ?」

「バカだな。俺たち、もう十分深いだろ」


そっと、頭を撫でられる。


たしかに

タスク以上に親しい男子なんていない。


現れるとも思えないよ?


ずっと一緒にいたい。


結婚するならタスクがいい……!


それでも、


「……心の準備も。必要、というか」


今は、ダメ。


そう強く感じる。


「大丈夫。優しくする」

「でも」

「欲しいんだ。刹那のこと、大好きだから」