【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


「他のヤツに奪われたくない」

「なにいってるの。誰も、わたしを狙ってないよ」

「いいや。刹那のこと欲しがってるのは、俺だけじゃない」

「……もし、誰かに好きって言ってもらえても。わたしが好きなのはタスクだよ」


やっと、素直になれた。

いつも言えなかった言葉が、感情が、溢れてくる。



【今すぐ食らいつきたい】



……今の、なに?


誰の……声?


ふと、


部屋にあるスタンドミラーに視線を向け


驚愕する。


タスクに


タスクの、背中に



――――黒い翼が生えている。