【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。

「遅かれ早かれ消える感情にとらわれるな。とっとと忘れてしまう方が賢い選択だと思わないか」


遅かれ早かれ、消える……。


「それでも馬鹿みたいに俺に刃向かうというなら。好きにしろ。長く苦しめ。ただし、そんな未来を選んだのは――愚かな貴様自身だということを忘れるなよ」

「…………タスク」


わたしを見下ろす悪魔が、


「まだその名を呼ぶか」


目を細め、口元を歪める。


「わたしに触れてくれるのが。タスクだったら、よかったのに」