【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。



スカートの中に手を入れられる。


「いっ……や!」

「色気のない声を出すな。貴様のような青臭い小娘を喰うのは――ただでさえ気が進まないというのに」


うんざりするような表情を浮かべたあと、溜め息をつかれる。


「この香りさえなければ。声をかけてやることもなかった」


……かおり?


「今すぐ俺好みに仕込んでやってもいいが――まあ……急ぐこともない。堕ちていくのを眺めながら喰らうのも悪くないからな」


わたしから、香りがするの?

黒羽根くんごのみ……?

おちていく……って?


「貴様の扱い方は、これから決める。じっくり時間はあるのだ」


じっくり、時間が、ある?


「その命が尽きるまで。貴様は俺だけの"餌"だ」


――――エサ


命が、尽きるまで……!?


死ぬまで、言いなりになれってこと?