【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。



なのに、また、無理矢理キスしてきた。


それもタスクのすぐ近くで。


カーテン1枚で隔たれた、空間で。


「ヒドすぎるよ」


感情が、抑えられない。


このひとのことが恐ろしくてたまらない。


「そんなもの。すぐに消してやろう」


そんなもの……?


消す?


「貴様は俺のものになったのだ。いずれ、あの男への気持ちも消える」

「……え」


わたしがタスクを好きな気持ちが


……消える?


「しかし。三浦に見つかれば面白いことになったかもしれないのに。残念だったな」


――――!


「あの男の前で唇を奪ってやるのも――悪くないと思ったんだが」

「最低っ……」

「なんだと?」


なんでそんな意地悪、言うの?


それも

不適な笑みを、浮かべて。


…………悪魔


「悪魔みたいだよ黒羽根くん! わたしが嫌な想いするの、そんなに嬉しい!?」