【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。



まさか。


そんな。


信じられない――そう思うのに


急に、手足が小さく震え始めた。


記憶が曖昧でも、カラダが覚えていたからだ。


この人との、キスを。


あんなこと


本当に


黒羽根くんとしてしまったの?


「いや……」

「俺の命令は」


わたしの唇が、


黒羽根くんの唇と


「"絶対"だ」



――――重なった。