この高校で再会した、かつての友人は、すっかりたくましくなっていた。 「昼飯食った?」 「いいや」 「ちゃんと食えよ。そんなんで部活出られんのか」 「食うさ。腹がすけば」 「少し痩せたか」 「目ざといな」 「柚月のことでだろ」 どうしてあのとき "彼女に……なりたいの" あの子を受け入れなかったんだろうって。 後悔したときには、もう、手遅れだった。 黒羽根といる刹那は幸せそうで 俺の入る隙間なんて、残っていない。