「ヤバかった」
「思った以上のスリル」
4人と合流し、その言葉を聞いて心底乗らなくてよかったと胸を撫で下ろしたあと、再び6人でパークを巡った。
案の定、絶叫マシーンは苦手だったけれど、みんなと一緒にいる楽しさで、なんとか場を乗りきれた。
目をつむって、しがみついていて、もう二度と乗るものかって感じだが
きっと、すべてが良い思い出になるに違いない。
お昼を食べ、午後もまわって
「あっという間だったね~」
「まだまだこれからってときに集合かよ」
解散時刻に近づいたので、エントランス前へ向かった。
皆が、手の甲に『スタンプ』を押してもらう。
一旦パークの外に出ても、また戻ってこれるようにという証らしい。
多くのうちの学校の生徒がそうしていて、解散後に直帰する子よりも残る子の方が多そうな雰囲気。


