――ドクン


「朝まで離さない」

「……ヘンなこと言わないで」

「俺が貴様といたいというのは。ヘンなことか」

「また、少女漫画、参考にしてる?」


わたしの問いかけに黙ってしまったセロは、そのあとなにも話さなくなって。


うちについても

しばらく口をきいてくれなかった。