「貴様」 セロが雛を睨み付ける。 「身の程を思い知らせてやろう」 「あはは。セロが怒ってる」 雛の背中から赤黒い翼がはえて、そのまま宙に浮かび上がった。 セロほど大きくはないものの、飛ぶのに十分のようで自由に空を舞う。 その姿はあまりにも美しく見とれてしまうほど。 「でもさあ。あんなに大きな印をつけるなんて。独占欲の塊って感じ」 雛に、気づかれてたんだ。 シルシのこと。 コソコソと着替えていたのに。 って ドクセンヨク……?