どうしてそこにいるの? ベッドにいたはずなのに。 いつの間にそんなに近くにきたの。 足音ひとつ、聞こえなかった。 いくら軽そうな雛でも 少しの気配もなしに近づいてくるなんて そんなこと 「ぜーんぶ。聞こえてたわ」 聞こえていた? 「信じてくれてありがとう、ミイ。それと。ミイのこと守ってくれてたのね。もう十分よ。離れなさい」 リクさんが、わたしを抱きしめる腕に力を入れる。 「指図すんな」