――――怒ってる 「すまない」 セロは、静かに怒ってる。 「らしく、ないよ? セロが謝るとか」 セロは悪くない。 ……ただ、魅惑的なだけ。 「こうなったのは。俺のせいだ」 バカ。 謝ることなら他にいくらでもあるでしょ? わたしを傷つけたのはセロじゃなくて先輩だ。 こっちを見ている3人の加害者は、震えていた。 尋常じゃないスピード 不可思議な現象 未知との遭遇に 彼女らの理解がついていけるわけない。 ――――圧倒的恐怖 「あなた。……本当に、王子なの?」