おさえつけられていた両腕が、急に、軽くなる。 「釣り合わないという判断を。どうして君がする?」 柔らかいもので、包まれる。 わたしが授業に向かうとき、まだ屋上で寝てるって言ってたのに。 助けに来てくれたの? 「……セロ」 「睡眠を邪魔した代償は。あとできっちりと払ってもらう」 顔面蒼白になる、先輩たち。 「扉の鍵。ちゃんと閉めなかったの!?」 「閉めたし!」 「ねえ。それより、いつの間に……」