と、そこに 自転車がものすごいスピードで直進してくる。 「うわっ」 よけるも、思わず、よろめく。 (ころぶ……!!) 「――もっと周りをよく見ろ」 次の瞬間、 わたしはセロの腕の中にいた。 つまり 抱き寄せられていたのだ。 「ありがと」 一瞬で戻ってきて抱き抱えるなんて、人間にはできない。 セロだからわたしを助けられた。 「傷でもできたらどうする?」 ……品質管理。