わけがわからない。 しかし刻々と時間はすぎていく。 思い当たることがあるとすれば 記 憶 改 ざ ん 「まさか」 急いで着替えて髪をとかす。 「でも。そんなこと……まで」 歯磨きをして洗面台で顔を洗うと、リビングへと向かった。 そこにいたのは―― 「おはよう、刹那」 王子だ。 王子が、朝の食卓にいる。 厳密に言うと、食後の珈琲を優雅に飲んでいるではないか。