「あー、王子」
そんな声が聞こえてくるたびに
すぐさまタスクを探す。
いないときもある。
王子がいつもタスクと行動を共にしているとは限らないから。
「……今日は。一緒じゃないみたい」
黒羽根くんから視線を外そうとして
――――目が、合った。
慌てて視線を逸らすと、
「ヤバ。うち、いま王子と目が合っちゃった」
「えー、ズルい」
そんな会話が聞こえてくる。
……わたしを見ていたわけじゃ、なかった。
そうだよね。
王子がわたしに興味持つ理由ない。
そんな声が聞こえてくるたびに
すぐさまタスクを探す。
いないときもある。
王子がいつもタスクと行動を共にしているとは限らないから。
「……今日は。一緒じゃないみたい」
黒羽根くんから視線を外そうとして
――――目が、合った。
慌てて視線を逸らすと、
「ヤバ。うち、いま王子と目が合っちゃった」
「えー、ズルい」
そんな会話が聞こえてくる。
……わたしを見ていたわけじゃ、なかった。
そうだよね。
王子がわたしに興味持つ理由ない。


