――――ドン
タスクを追いかけようとして
誰かに、ぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさ……い」
すごく、背が高い。
見上げなきゃ顔が確認できそうにないから。
だけど、
「ごめんね」
「……ハイ」
確認する前に、行ってしまった。
とても優しい声をした人だった。
急に飛び出したのは、わたしの方。
相手はゆっくり歩いていたのだから。
謝るのはわたしだけでいいのに。
「ちょっと……」
「今の人ヤバくない?」
「超絶イケメンだったよね!」
「えー、何組だろ」
彼の顔を確認する前に
背を向けて行ってしまった
彼のうしろ姿から――……
「王子さま、みたい」
なぜだか目が離せなかった。
タスクを追いかけようとして
誰かに、ぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさ……い」
すごく、背が高い。
見上げなきゃ顔が確認できそうにないから。
だけど、
「ごめんね」
「……ハイ」
確認する前に、行ってしまった。
とても優しい声をした人だった。
急に飛び出したのは、わたしの方。
相手はゆっくり歩いていたのだから。
謝るのはわたしだけでいいのに。
「ちょっと……」
「今の人ヤバくない?」
「超絶イケメンだったよね!」
「えー、何組だろ」
彼の顔を確認する前に
背を向けて行ってしまった
彼のうしろ姿から――……
「王子さま、みたい」
なぜだか目が離せなかった。


