「ないよ!?」
「あやしいなー」
言えないよ。
……タスクが好き、なんて。
「いつかの冷蔵庫の苺プリン食ったのはお前だった、とか」
苺プリン?
「瓶に入った。ひとつ300円する」
「……それ。食べたの、わたしだ」
すごく美味しそうだなーって。
タスクのお母さんがどうぞってくれたから。
「許さん」
「ゆるしてぇ……!」
「はは。あれはお前のだ」
「へ?」
「俺が甘いもの食わないの知ってるだろ」
「それも、そうだね」
「なのにうちの冷蔵庫にスイーツが定期的に補充されてる理由。なんでかわかるか」
「なんで?」
「誰かさんが喜ぶだろうから。俺が用意してる」
「タスクのお母さんのためでしょ?」
それをわけてくれている。
「それはなかなかに親孝行な息子だな」
「ちがうの?」
「さて。靴箱の場所、確認しに行くぞ」
「あ、待って……!」
「あやしいなー」
言えないよ。
……タスクが好き、なんて。
「いつかの冷蔵庫の苺プリン食ったのはお前だった、とか」
苺プリン?
「瓶に入った。ひとつ300円する」
「……それ。食べたの、わたしだ」
すごく美味しそうだなーって。
タスクのお母さんがどうぞってくれたから。
「許さん」
「ゆるしてぇ……!」
「はは。あれはお前のだ」
「へ?」
「俺が甘いもの食わないの知ってるだろ」
「それも、そうだね」
「なのにうちの冷蔵庫にスイーツが定期的に補充されてる理由。なんでかわかるか」
「なんで?」
「誰かさんが喜ぶだろうから。俺が用意してる」
「タスクのお母さんのためでしょ?」
それをわけてくれている。
「それはなかなかに親孝行な息子だな」
「ちがうの?」
「さて。靴箱の場所、確認しに行くぞ」
「あ、待って……!」


