【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。

「私もですか……!?」
「うん」


いやいやいや。


そんなことして、もしも女の子たちにバレたら、闇討ちに合う。


ハッ……


腕時計を確認すると、昼休みがあと5分ほどで終わってしまうことに気づく。


「黒羽根くん。お昼寝する時間なんて、もう残ってないです――よ!?」


って、ちょっと!


王子、いつの間にか、日陰に腰掛けちゃっているんですけど!?


……王子こと黒羽根聖狼くんは、とんでもなくマイペースなようです。


慌てて追いかけ、王子のとなりにちょこんと座ってみた。