【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


【夢じゃないよ。君のこと、前から可愛いなって思ってた】


――――ドンッ


強くセロの胸を押して、離れる。


「どうした」


あやうく流されるところ、だった。


悪魔に甘えてしまっていた。


この男は思ってもいないことを、吐く。


わたしに優しくして食べてしまう気だ。


「食べてた。……教室、で」


女の子と、キス、してた。

王子さまみたいな台詞を吐きながら。


「ほんの少しだけな」


……あれで、少し?


すごくたくさんキスしていたように見えたけど。