「黒羽根のせいで疲れたって……なんだよ」
タスクが、セロに尋ねる。
「昼休みにね。ちょっとお願い聞いてもらったんだ」
「お願い?」
「ワガママ言っちゃったから。それが負担かけたのかも」
「なんだそれ。刹那が具合悪そうなの、お前のせいなのか?」
タスクがセロを睨みつける。
「なに怒ってるの、三浦」
「こんな顔色悪い原因がお前のせいって聞いて黙っていられるかよ」
「僕が思うに。僕が刹那に与えたショックより――君が今、刹那を傷つけたダメージの方がはるかに大きいと思うね」
――――!
「君に僕を責める資格あるのかなあ」


