――――失敗した 無言で、頷いてみせる。 「そうか。え、いつから……」 明らかに、動揺した声。 顔をあげると、ほら 困惑した表情を浮かべている。 ――――壊れた 全部。 わたしは今、タスクとの 『仲のいい幼なじみ』 という関係に、終止符を打った。 もう、 これまでの関係には……戻れない。 「ごめん、俺」 幻のタスクはわたしを受け入れてくれたけど、現実はそう甘くはなかった。 失恋することの苦しさを理解していなかった。