タスクが、 目を見開いてわたしを見ている。 そりゃあ驚くよね。 好き好きオーラを出していようとも、同じ高校を選ぼうとも、全くわたしの気持ちに気づく気配がなかった鈍感くん。 わたしだって、驚いている。 自分自身に。 こんな風に気持ちを伝えられる日が来るなんて思っていなかったから。 言った側から、逃げたしたくなる。 体温が、急上昇する。 まともにタスクの顔が見れず、目をそらしてしまった。 言えた。 言ってしまった。