【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。

「ねぇ、タスク」

「ん?」


タスクにとって、わたしはどんな存在?


「どうした、刹那」


目の前にいる大好きなあなたは、

わたしのこと女の子として見ていない。


わたしは、タスクに片想いしてる。


このまま『幼なじみ』でいるより、

『彼女』になりたい。


今の関係じゃ……嫌なの。


幻の中でキスをして思い知った。


「タスクってさ。わたしのこと……どう思ってる?」

「どうって?」

「あんまりそういうの。聞いたことなかったなって」