大好きな声が、わたしを呼んだ。
「……どうしたの」
サッカーのユニフォームにジャージを羽織ったタスクと、下足場で遭遇する。
「なんでここに。部活は?」
「終わった」
「……そっか。もう、そんな時間。お疲れ」
「まだ靴あったから保健室行ったら、如月先生からお前が教室に向かったって聞いて。ここにいれば会えるかと」
それで待っていてくれたの?
着替える前に、急いで様子見に来てくれたの?
「制服とか荷物あっちに置いてて。とってくるわ」
「え?」
「そこでも座って。待ってて」
一緒に帰ろうってこと?
嬉しい。
でも――……
「ほんとにタスク、なんだよね?」
「……どうしたの」
サッカーのユニフォームにジャージを羽織ったタスクと、下足場で遭遇する。
「なんでここに。部活は?」
「終わった」
「……そっか。もう、そんな時間。お疲れ」
「まだ靴あったから保健室行ったら、如月先生からお前が教室に向かったって聞いて。ここにいれば会えるかと」
それで待っていてくれたの?
着替える前に、急いで様子見に来てくれたの?
「制服とか荷物あっちに置いてて。とってくるわ」
「え?」
「そこでも座って。待ってて」
一緒に帰ろうってこと?
嬉しい。
でも――……
「ほんとにタスク、なんだよね?」


