「んー。あたしも一応、"センセ"だからねぇ。生徒であるセロの個人情報は……詳しく教えるわけにはいかないかな」
えぇっ!?
ここにきて教育者の顔するんですか?
男子生徒となにやら秘め事をもっていたり
わたしにテクニックやらを伝授するってのはアリなのに……!?
「だから、ね。直接セロちゃんに聞・い・て」
案外手堅い人だったんですね先生……!
「で、でも。黒羽根くんに近づくのは危険そうですし」
先生の知ってることだけでも打ち明けてくれると、助かるんですけど。
「セロは、悪い子じゃないのよ?」
え?
「ただ、ちょっとこの世界の基準でいうと、倫理観が欠けていて。キレやすくて」
最悪じゃないですか。
「ヒトを食糧としか思っていなくて。自分がよければそれでいい、みたいなところもあるけれど」
クズですね。
「かわいい子なの」
えぇっ!?
ここにきて教育者の顔するんですか?
男子生徒となにやら秘め事をもっていたり
わたしにテクニックやらを伝授するってのはアリなのに……!?
「だから、ね。直接セロちゃんに聞・い・て」
案外手堅い人だったんですね先生……!
「で、でも。黒羽根くんに近づくのは危険そうですし」
先生の知ってることだけでも打ち明けてくれると、助かるんですけど。
「セロは、悪い子じゃないのよ?」
え?
「ただ、ちょっとこの世界の基準でいうと、倫理観が欠けていて。キレやすくて」
最悪じゃないですか。
「ヒトを食糧としか思っていなくて。自分がよければそれでいい、みたいなところもあるけれど」
クズですね。
「かわいい子なの」


