沈黙が流れる。
これ以上、自分から首をつっこむのは危険だと思う。
でも、知りたい。
知っておくべきだと思う。
わたしは、いったい"なに"を相手にしているのか。
少しして、如月先生が口を開いた。
「脱いでくれる?」
「えぇ!?」
「どこかにあるはずよ。印が」
……シルシ?
そういえば、さっきもそんな話をしていたよね。
「探してあげる。自分には見えない場所ってこともあるから」
「なんですか。シルシって」
「んー。彼のものだっていう証が、あなたのカラダのどこかに刻まれているはず」
そう言われて思い出す。
「……まさか」


