「シチュエーションなど。あとでいくらでも記憶を改ざんすればいい」
この悪魔、ゲスい……!
「でも。力、うまく利かないんでしょ」
「腹が減っているせいだ」
「それだけなのかなー?」
「そうだ。力さえ回復すれば貴様など1秒でハムに変えてやる」
ヒィィイ……!
「あは。こんなイイ女の使い道を知らないなんて。セロもまだまだガキねえ?」
色気溢れすぎです、先生。
とりあえず胸元隠してください目のやり場に困るので。
「生ハムにはできんからな。鮮度が――」
「なんか言った~?」
先生が、黒羽根くんの頬をつっつく。
こうしてみると
2人は、美男美女でお似合いだし。
少し年の離れた姉弟にも見えなくもない。


