――――!?



わたしの手を掴み駆け出す、王子。


王子とわたしを、

みんなが振り返って見る。


や、あの、手……!

繋ぐ必要、あるんですか!?


王子とこんなことしたら、目立って仕方ないのですが!!


向かった先は――……



屋上だった。