カッコウ

「みどり、このまま泊まれない?」

二度目の愛を交わしたあとで孝明は言う。
 
「いいよ。家に連絡するね。」みどりも甘く答える。

短時間に2度も愛を交わした体は、気怠くて。

とても埼玉まで帰る気にはなれなかった。
 
みどりが母に電話し終えると、孝明は嬉しそうにみどりを抱き寄せた。
 

「みどり、何か飲む?」

薄灯りの中、全裸で冷蔵庫まで歩く孝明。

若く締まった体は健康的でみどりは見惚れてしまう。

茂樹の体は年相応に緩んでいたから。

こんな風に全裸のまま動くことはしなかった。
 
「お水がいい。」みどりはベッドに潜ったまま答える。
 
「はい。」とペットボトルを渡す孝明は、少し照れた笑顔で。

布団を胸まで引き上げてベッドに寄り掛かるみどりの髪を優しく撫でてくれる。

みどりの胸を愛しさが湧き上がる。