カッコウ

孝明の部屋は、1DKのアパートの借り上げ社宅。

確かに殺風景だけれど清潔に整頓されていた。部屋に入って、
 
「綺麗にしているじゃない。」

と言うみどりを孝明は抱き寄せて、熱くキスをした。
 
その夜孝明は、優しくみどりを抱いた。

若い体はせっかちで。みどりを待てずに果ててしまう。

そんな激しさも、みどりは嬉しかった。

そして優しく抱き合っていると、すぐに次を求められてみどりを驚かす。

茂樹はいつも長い行為を一度きりだったから。

みどりが熱く潤うまで時間をかけて、みどりの反応を一つずつ確認するような愛し方をした。

だから孝明の、堪えきれない迸る愛は、みどりを熱い思いで満たした。