駅までの道、肩を抱かれて歩く。 孝明は途中、小さな公園に寄って、みどりにキスをした。 初めてのキスは甘く、みどりを幸せな気持ちにした。 一瞬、茂樹のキスと比べてしまったことを、みどりは考えないようにした。