「ねえ、エル。呼び方変えようよ。蓮花って呼んで普通に話したい。友達のように。
相棒、でしょ?」
照れながら蓮花は言った。
「では【蓮花】。行きましょう」
そういって先を進むことにした。
【リセットのきっかけ】
あれから1か月がたち、魔法もだいぶ上達した。
剣はまだまだ下手だけれどそれでも毎日特訓していた。
まだ未熟な蓮花は妖怪を寄せ付けないよう、エルから守ってもらっていたのだ。
「ねえ、エル。少し話したい」
「いいよ、どうしたの?」
蓮花はここ、と隣をポンポンっと叩き合図した。
「そろそろね、話そうと思うんだ。死んだきっかけを」
エルは蓮花の横に静かに座った。
「うん、教えて?」
そういうと、エルは優しい目をしながらうなずくのだった。
私には両親がいない。
生まれて間もないころ、私を施設に連れてきたらしい。
小3のころ、どうしても自分の両親が今何しているか気になり、施設に隠されてる両親名簿というものを探した。そこには私を捨てた住所と名前が書いてある一枚の紙があった。
施設に預ける理由には「両親未成年の為」と書いてあった。
その紙をばれないようにこっそりコピーして持って帰った。
次の日、それをもとに両親に会いに行ってみることに。
どんな顔か、どんな声か。私をみて喜んでくれるかな?
【会いたかったよ、蓮花】
