〜side慧〜
毎日毎日同じことの繰り返し。
朝起きたら病院に向かい、患者を診察する。
昼ごはんを食べてまた診察する。
そして、家に帰って風呂に入って寝る。
毎日の繰り返しに俺は正直飽き飽きしていた。
勤務医である限り休みは少ない。
下っ端であることも休みにくい原因だろう。
変わり映えしない毎日に飽き飽きしていた、その時に君に会った。
いつもは70歳すぎのおじいちゃんおばあちゃんしか、ここには来ない。
子供は来ても5歳とかの幼児だ。
だから高校生が来るなんて珍しい。
そして、珍しい高校生は俺の担当になった。
その子は明らかに人見知りそうだった。
検査される時にもオドオドしていたのを俺は知っている。
初めて診察した時も、母親がずっと喋っていて、彼女はほとんど喋っていなかった。
俺が検査の時に近づけば彼女は顔を赤くした。
男慣れしてないんだろうな、と思った。
検査ではもちろん顔を触ることもある。
その度に分かりやすく顔を赤くする彼女は可愛いと思ってしまった。
患者にそういう感情を抱くということは、医者としていけないとわかっている。
だから、脳内から直ぐに彼女の姿を消したし、なるべく考えないようにした。
だけどふとした時に浮かぶのは彼女の顔。
この気持ちはなんだろうか。
20代後半にもなって、女子高校生に恋愛感情抱くなんて、ないだろ。
そう思うのに俺の心は傾いていた。
毎日毎日同じことの繰り返し。
朝起きたら病院に向かい、患者を診察する。
昼ごはんを食べてまた診察する。
そして、家に帰って風呂に入って寝る。
毎日の繰り返しに俺は正直飽き飽きしていた。
勤務医である限り休みは少ない。
下っ端であることも休みにくい原因だろう。
変わり映えしない毎日に飽き飽きしていた、その時に君に会った。
いつもは70歳すぎのおじいちゃんおばあちゃんしか、ここには来ない。
子供は来ても5歳とかの幼児だ。
だから高校生が来るなんて珍しい。
そして、珍しい高校生は俺の担当になった。
その子は明らかに人見知りそうだった。
検査される時にもオドオドしていたのを俺は知っている。
初めて診察した時も、母親がずっと喋っていて、彼女はほとんど喋っていなかった。
俺が検査の時に近づけば彼女は顔を赤くした。
男慣れしてないんだろうな、と思った。
検査ではもちろん顔を触ることもある。
その度に分かりやすく顔を赤くする彼女は可愛いと思ってしまった。
患者にそういう感情を抱くということは、医者としていけないとわかっている。
だから、脳内から直ぐに彼女の姿を消したし、なるべく考えないようにした。
だけどふとした時に浮かぶのは彼女の顔。
この気持ちはなんだろうか。
20代後半にもなって、女子高校生に恋愛感情抱くなんて、ないだろ。
そう思うのに俺の心は傾いていた。



