白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集


 いっくんと十環先輩を見ていると。

 私たちへの想いが
 ちょとねじ曲がっているような……


 過保護というか……
 心配しすぎというか……


 それだけ
 大事に思ってくれているってことかな?



 多分、明日からも
 高校のいろんな女子から
 睨まれると思う。

『なんで、一颯先輩の
 赤ベストを着ているの?』って。


 そしたらね
 堂々と言おうと思うよ。

『いっくんの、彼女ですから』って。



 それでキツイことを言われたら
 家に帰って
 いっくんに慰めてもらう。


 ギュって思いっきり
 抱きしめてもらう。


 そうすればきっと、次の日も
 赤いベストを着て高校に行く勇気が
 湧いてくると思うから。



 それに私には
 大親友の桃ちゃんが
 隣にいてくれるしね。