☆小百合side☆
   
 なぜ私は今
 龍の背中に
 しがみついているんだろう。


 ヘルメットを手渡されて
 龍に促されるまま
 バイクの後ろに乗った。


 革ジャンの冷たさで
 全く龍の体温なんて感じないけど。

 
 私のハートは正直で。

 もっと龍を感じたいなって
 思ってしまう。