「すごいね、結花里。もう、このまま住めるね。」

仕事が終わった翼は、私が待つ新居に来る。
 
「ベッドがまだなの。」

昼間 私は、細かい買い物をして新居を整えていた。

毎日、少しずつ 準備ができていく部屋に、翼は喜び、