プリンセスストロベリーの憂鬱

こどもの言うことに動揺する自分が恥ずかしくて、そうかと返すしかできなかった。


ケーキに満足した夏恵はオレの膝にちょこんと乗ってきた。

甘い苺の香りがふわりと鼻をくすぐる。

突然のことばかりで頭がついていかない。