少しの沈黙に、今度は耐えられなかった。
下を向いて、彼の返事を待つ。
振られるのなら、キッパリと振られたい。
でもそれでも、私は昴くんを忘れることはきっと出来ないだろう。
そう思っていると。
腕を掴まれて、次の瞬間には私はベッドへと飛び込んでいた。
抱きしめられている。
「あ、えっ…?」
パニック状態で、理解が追いつかない。
ベッドが超フカフカだとか、柔軟剤何使ってるんだろうとか、訳の分からないことを考えてしまう。
「俺も」
かすれたような声だった。
「俺も好きだよ」
涙がこぼれた。
大好きな人が、大切で大事な人が、私を好きだと言ってくれた。
抱きしめてくれた。
嬉しくて、愛しくて…
私も抱き締め返す。
「好き…大好き……」

