彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加





 少しの沈黙に、今度は耐えられなかった。


 下を向いて、彼の返事を待つ。



 振られるのなら、キッパリと振られたい。

 でもそれでも、私は昴くんを忘れることはきっと出来ないだろう。



 そう思っていると。



 腕を掴まれて、次の瞬間には私はベッドへと飛び込んでいた。


 抱きしめられている。


「あ、えっ…?」


 パニック状態で、理解が追いつかない。


 ベッドが超フカフカだとか、柔軟剤何使ってるんだろうとか、訳の分からないことを考えてしまう。


「俺も」


 かすれたような声だった。



「俺も好きだよ」



 涙がこぼれた。


 大好きな人が、大切で大事な人が、私を好きだと言ってくれた。


 抱きしめてくれた。


 嬉しくて、愛しくて…



 私も抱き締め返す。



「好き…大好き……」