昴くんの家なんて、緊張するなぁ…って思ってたけど、これは規模が大きすぎだよ…。
後ろを向くと、もう門は閉まっている。
「日向様」
「きゃ…!?」
いきなり後ろから声がして、驚いて振り向くと、若いメイドさんがいた。
「すっ、すいません……!」
美人…!
メイドさんって実在するんだ。
「まあ…可愛らしい。昴さまの彼女さん?」
「へ…っ!?違います…!私はただの友達ですっ」
今日は、いろいろと心臓に悪いよっ!
「ふふっ、失礼致しました。
昴さまのお部屋にご案内いたします」
メイドさんがドアを開けると、なんとも広い玄関が。
「て、天井が高い…」
ほわわーっと見上げていると、クスッと笑われた。恥ずかしい。
「こちらでございます」
エレベーター(!)で3階まで上がって、長い廊下を歩くと、扉をノックした。
「昴さま。日向さまをお連れ致しました。
…失礼いたします」
ガチャリ。
いいのかな、入っても…。
私あきらかに場違いだよね。
「日向さま、どうぞ」
「失礼します…」

