彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加



「七海、これ知ってる?けっこー面白いやつ」


 昴くんが本を持ってくる。


「ううん…でも面白そう。えーどうしよ、読みたいのいっぱいある…」


 図書館はやっぱり広くて本もたくさん。

 中学の途中からあまり外に出かけてなかったから図書館は久しぶりで気分もますます上がってしまう。

 それに昴くんとデッ…デートというか…。

 とにかく楽しいのっ!

 昴くんの好きなものとか事とか食べ物とか…。

 たくさん知りたいなぁ。


「七海。こっち、席空いてるよ」

 サッと手を引いて何気なく連れて行ってくれる。

 昴くんは何ともなさそうにしてるけど、私の心臓はバクバクなんだよ。


 

 ————ねぇ、昴くん。




 好き……って伝えたら、




 あなたはどう思いますか?