彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加


「うん」

 頬張ったサンドイッチは確かにフワフワ。


「美味しいっ…!」


 フワフワ系のもの好きな私には最高で、さっきの恥ずかしい出来事なんてもうすっかり消え去ってしまった。

 やっぱり美味しいものは最強だ…!

 パクパクと食べ進める私をニコニコしながら見つめる昴くん。


「な、なんでしょうか……?」


 そんなに見られると、食べにくいというか…。1人で食べてる私が食いしん坊みたいじゃん。


「ううん、ただ七海がめちゃくちゃ美味しそうに食べるなって」

「だって美味しいんだもん!」

「あはは」


 それからは2人で着々と食べ進めて…。


「ごちそうさまでした。もうおなかいっぱい…」

「けっこう腹にたまるな」


 そうだね、と返そうとしてふと気がついた。


 なっ、なんなの、このギャラリーは!?


 店の中だけじゃなく、外からもたくさんの女子がこっちを見ている。

 や、こっち…ていうか昴くんかな。