「なんでもない。あ、駅着くよ。降りよう」 ………? 「う、うん」 なんだろう。 聞きたいけど、あんまり踏み込むのもな…。 「七海、最初ランチ行こうか」 「うんっ!」 なんてモヤモヤはすっかり吹き飛んで。 実は密かに空いていたお腹を満たしたくて、大きく頷いた。