彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加



「ふっ…あはははっ」


 ちょっとの間一緒に笑ってたけど…ふと、皐月くんがこっちを見てるのに気付いた。


「…な、何……?」


 ぼうっと、それでいて優しい目で見つめてくるから…逃げられない。

 2人だけの空間で今だけ時間が止まったみたいな。

 まっすぐ見つめられてまるで溶けそうで。

 
 
 皐月くんの手が、おずおず私の右頬に触れた。


 ビクリと震えるけど、視線はとらわれたまま。



「……あのさ」

「は、はい」


 ドキドキ。


「嫌なら…答えなくていいから。聞いていい?」


 頬に置いた手をつうっ…と滑らせる。



「…っ」



「ずっと、思ってたんだ。笑ってるけど…ときどきすごい辛そうな顔をする」