彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加


 受け取ってみると、細かく各クラスごとの獲得点数がずらっと並んでる。


「分かりました…あの、合計ってここに書くんですか?」


 ペンを受け取って数列の下に合計数を書き込んでいく。


「おお、さすが早いな。よっ、特待生」


 …先生、これただ面倒くさかっただけですよね。


 最後の数字も書き終わってプリントを返す。



「悪いな、わざわざ。本当は皐月でも良かったんだがアイツすげー女子が集ってんだよ」

 いーなー、俺もあんなに女子に囲まれたかったなー。


「……あはは」


 苦笑いで返す。
 あれ、すごく大変そうだけど。


「そういやもう昼飯だったな。生徒は校舎で食べても構わないが、他校生徒は入らないようにしといてくれ」

「分かりました」

「それと…」


 急に先生は言葉に詰まって、


「大丈夫か」


 真剣な顔で、言われた。