彼の溺愛は甘い罠 ✎ღ 番外編追加




「あっ、いたいた〜!ヒロくんーー!!」


 無事1位でゴールした梨々ちゃんが走ってくる。


「遅かったじゃん!わたしが走ってるの、見てた!?」


「もちろん」


 優しく梨々ちゃんの頭を撫でる柊さんはもう怒ってないみたいでホッとする。


「七海ちゃん、ごめんね。先生に呼ばれてたりとかしなかった?」


「………あ」


 そういえばさっき、皐月くんが……!


「ごっごめん!!梨々ちゃん、私ちょっと行ってくる…!」


 すっかり忘れてたよ。私、先生に呼ばれてたんだった!

 



「ひーなーたー」



「先生っ!遅れてすみません…っ」


 慌てて走って来たけど、先生お怒り!?

 本部テントで作業をしている広野先生に近寄る。


「日向、遅かったじゃないか」

「すみません…うっかりしてて」


 縮こまって謝ると、バサッとなにかを渡された。


「……なんですか?これ」


「見ての通り、点数集計表だ。ちょっとパソコンがバグってな。全部計算してくれ」


「…えぇ」