「梨々は可愛いからね。やっぱり男は放って置かないよね」
「………!柊、さん」
突如として現れた柊さんは氷のような笑みを浮かべながら、ニコリ。
「こんにちは。日向の妹さん」
「こ、こんにちは…」
「…ところで、梨々は今どこに?」
てゆーか、柊さん!
女子が…集まって来てますよっ。
イケメンさんはすぐ囲まれてしまう。
雅月では当たり前の光景だけど周りはちょっと迷惑というか。
「ええっと、梨々ちゃんなら今から100m走に…」
梨々ちゃん朝から拗ねてたから見てあげないと可哀想じゃない?
「それは大変。早く行かなくちゃね」
柊さんは大人の笑みでスタスタと歩いていく。私もコソコソと後を追った。

